ブラック企業かどうかを判断する方法

投稿者: | 2014年2月12日

 

昨日に引き続き「働き方」ネタです。

昨日は長時間労働やうつ病により若者が苦しんでいることが問題になっており、
具体的に国もアクションを起こし始めたことを書きました。

しかし、今後例えば労働基準監督署が監督強化を行ったとして、
それが特に若い人達にとってハッピーな結果になるでしょうか?
今後経済が縮小していく以上必ずしもそうではないのではないかと思います。
賃金は上がらず労働環境は引き続き厳しいことが予想されます。

 

ブラック企業に入らないためには?

もちろん監督強化によってブラック企業が減ればそれに越したことはありません。
しかしそれにも限界があるので自ら判断する必要があります。
ではどうすればブラック企業に入らないようにできるのでしょうか???

ブラック企業論の盛り上がりからその判断基準に関する話題が賑やかです。
主な方法として、
・離職率が高い
・勤続年数が短い
・残業時間が長い
等々求人に関する情報から見抜け!というような情報が多々見受けられます。

確かに会社の求人内容からどのような会社なのかを判断する材料はあります。
OB訪問をして聞いた話、会社説明会での話からもわかることはありますが、
その情報を100%鵜呑みにしていいものかはわかりません。

自分にとって「この会社はブラック企業だ」(働きたくない)と判断するための一番の手段は、

その会社で働いてみて現実を確かめる。

というのが一番でしょう。これはアルバイトとしてで全然問題ありません。
学生の方に対しての話ですが新卒に限らず中途でもこの方法を試すことは可能です。

その企業でアルバイト募集がなければ同業他社でもいいと思います。
アルバイトでなくても業務委託といった形でも仕事に関われる方法は考えられます。
それもできなければ周辺の業界に入ることで内部的な情報を収集することもできるでしょう。
いずれにしても首を突っ込んで覗いてみることが重要です。

特に大きな揉め事になっているサービス業はアルバイト募集も多いです。
そこで実際に働いてみれば「正社員として働いたらどうなるのか?」
というのはすぐ傍にいる人を見ればわかるわけです。

求人内容からのイメージではありません。判断に必要な生の情報がすぐそこにあるわけです。

会社が内部から出す情報よりも自分が内部に入って実際に見聞きした方が、
得られる情報の確度と質が格段に違います。
単に憧れのイメージだけで入ってしまうと、現実は全然違った・・・ということになりかねません。

 

やりたい仕事(職種)の絞込みができる

私は高校時代は部活動が忙しくアルバイトはしていませんでした。
大学に入って始めたアルバイトは卒業まで続けたため1つしか経験していません。
そして大学卒業後に勤めた会社は5社ですから一般的には多いです。
入って仕事してみたらイメージ違った・・・というケースを最初に経験しました。

当時もっとちゃんと考えておけば良かったと思うことは今でもあります。
最初就職するにあたり何も知らなさすぎたことが理由です。

大学時代長く勤めたアルバイトは時給が良かったですし、
長期勤務による融通の効きやすさもあったので辞めることは考えませんでした。
そのため就職する前に1つの会社・業種のことしかわかってなかったということです。

もし私がアルバイトを半年ごとに変えていたら就職活動が本格化するまでに、
6社・6業種を体験する機会はあったわけです。
常に掛け持ちができたならば12社・12業種もできたかもしれません。

私が最初に入った不動産業界の会社はアルバイトでも募集はしていましたし、
成果報酬型だったので非正規社員の方が結果を出しているケースもあると聞いていました。
自分がやってみたいと思った仕事であったにもかかわらず短期間で退職してしまったのは、
結局のところ私自身がきちんと現実を把握しきれてなかったからです、待遇で判断しました。
もし学生時代にアルバイトで経験していたら100%正社員で就職したい、とは絶対に考えませんでした。

最近ではキャリア教育の授業もあるようですので私の頃より仕事について考える機会はあると思いますが、
それでも日本では大学に入るまでキャリアを深く考えることはあまりありません。
そのような状況である以上能動的にキャリアについて真剣に考えて準備する必要があります。

複数の会社で働くことはいろいろな社風もわかりますし、自分がやりたい職種を絞る上でも有効です。
新しい会社に入るたびにまた新しいことを覚えるのは大変だと思いますが、
そこで経験した苦労は就職した際に活かされる良い経験になるでしょう。

勉強が忙しくて時間的に難しいとか、この仕事を深掘りしたいという理由等で、
今回の例の通りに実際働くことはなかなか難しいかもしれません。
この方法でも仕事をするチャンスがない職種もあるでしょう。
本当にやるとなると大変ですので行動を起こすエネルギーも必要です。

これから更に新卒を含め若年者の就職が厳しくなってくることが予想されます。
入社した会社が働いてみたらブラック企業・・・ということをできるだけ避けるためにも、
行政に任せるだけでなく自分で考えて行動することが一段と必要になってきます。

世間で言われているような求人や関係者の話という外部に出す情報だけでなく、
それだけではわからない現実を知ることはブラック企業に入らない対策のひとつであり有効な方法だと思います。

インターネット上の情報や求人者からの一方的な情報からだけでは、
必ずしも適切な判断ができるかはわかりません。

自分の経験に基づく情報からの方が良い判断をすることができるでしょう。

これが新卒で就職せず、その後複数の会社に勤めて思った実感です。