チルボン観光③

投稿者: | 2014年9月16日

 

前回の話はこちら チルボン観光②

 

ついにチルボンで初の日本人と対面

前日からかなり歩き回り、何か目的地へのヒントが得られれば・・・と思いながら受付にて待つこと数分。奥から1人の日本人女性が現れました!!そして早速お話を聞いてみることに。

最初の質問はもちろんここが目的地かどうか?だったのですが、予想どうり答えは「NO」で、そこは違う大学でした。しかし日本語学科がある大学とのこと。そして更に話を聞いていくと、その方は通算2年間その大学で日本語教師として日本語を教えていたそうですが、数日後が最後の出勤でその後日本に帰国することになっているとのお話。

そして翌日にその方の送別会が学校で行われるそうで、ひょっこり現れた得体もしれない日本人に、「良かったら来ませんか?」とお誘いいただいてしまいました。そしてその方だけでなく、インドネシア人の教員の方からも是非とのお誘い。いきなり来た人間を招待するという日本では考えられないことが起こるインドネシア、面白いですね。

来る予定もなかったし、迷わなければ辿り着くことがなかった場でこのようなお話をいただける。本当に偶然ですがこのタイミングで訪問したことに何か縁を感じてしまうような気がしました。

そして肝心の目的地のことも確認したところ、そこから少し離れた場所にあるとのことで、やっとたどり着ける目処がつきました。そしてそこでできればお会いしたい方のお名前を伝えたところとても仲良くしているとのことでご存知でした。

10分少々お話をさせていただいた後、ついにチルボンに来た目的を果たすべき出発です。アンコットも走ってますしたが、10分も歩けば着きそうだったのでもちろん徒歩で移動。

 

実際に現場を見て思うこと、感じたこと

そしてついに来たかった場所へ到着です!いや、長かったし遠かった、というのが正直な気持ちでした。自分が遠回りしてしまったわけですが、そのおかげで思わぬ出会いもあったのでそれは良しとしたいと思います。

そして中に入るとさすが看護学校。学生はみんな白衣を着ています。まずは受付らしきところを探しますが、なかなかそれらしき場所が見当たらず、学生に声をかけると。「何だこいつ?」というような警戒するような反応があったものの、職員がいる場所へ無事到着。

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お会いしたい方の名前を告げると確認してくれました。しかしあいにく「今日は会議で今いない」とのこと、アポなし訪問なのでそれは仕方ありません・・・。時間はあるので待たせて欲しいとお願いしたらオフィスで待たせていただくことができました。

携帯をいじりながら待っていると、ちょっとぎこちない日本語で話しかけられました。顔を上げるとそこには明らかにインドネシア人、でもちゃんと日本語を話しています。日本語とインドネシア語のチャンプルで話をしていると、ジョグジャカルタにあるガジャマダ大学を卒業し、現在この看護学校で日本語を教えている、とのことでした。その方も日本人の珍客を喜んでくれているようで、1時間程雑談して過ごしました。

そうこうしているうちに他の職員の方からその方が戻ってきたとのことで、その方がいる場所へ案内してくれました。

アポなし訪問だから忙しくて断られる、そうなっても仕方がないつもりで訪問してますが、快く話をする時間を作っていただけました。一緒に仕事をされているインドネシア人職員2人と事務スタッフ1名のとともに、いろいろと話を聞かせていただきました。

突然の訪問でしたしその後も授業があるため30分程しかお話できませんでしたが、授業の見学OKということでしたので1コマ見学させていただきました。学生の皆さんにも質問させていただきましたが、みなさん日本へ行くことを楽しみにされているようでしたので、来日した方全員が日本で試験にパスできるように願っています。

直接話を聞かせていただき授業をする姿を見て、彼女が日本語を教えた生徒がEPAという制度を通じて日本へ行き、介護や看護の現場で働いている。ということを改めて感じました。日本にいるだけでは見えないことですし、そのようなことをしている日本人がいることを再認識しました。

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今後少子高齢化が加速する日本において、日本人だけでは確実に高齢者を支えることはできません、人数が絶対的に不足します。仮に劇的に少子化が改善したとしても労働力になるまで20年近くかかるわけです。今からでは到底間に合いませんし、現実的な話ではないでしょう。そうするとすぐに労働力となりうる外国人に来てもらうしかない、ということになります。さすがに日本政府も重い腰をあげ、技能実習生として介護労働者を受け入れる検討を始めています。

EPAでは非常に狭き門を設けていたにもかかわらず、ここにきて諸外国からの批判も多い技能実習生という形でとりあえず受け入れる、とういやり方については疑問に思います。

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どのような形で受け入れるかどうかはわかりませんが、技能実習生として来日する方達の方が日本語能力、現場知識も少ない方の割合が多くなるのは確実です。今後の政府の受入方針について注目していきたいと思います。

チルボン観光④ へ続く