変化がある環境と無い環境で生活してみて感じること

投稿者: | 2014年5月25日

 

インドネシアのバンドゥンに来て約4ヶ月。ご存知の通りインドネシアは赤道直下に位置しており、気候は当然暑いです。バンドゥンは標高の高い場所にあることもあり、エアコン要らずの快適な生活を送っています。

一応乾季と雨季がありますが、基本的には気温は年間で一定していますので気候は同じと言って良いでしょう。ちなみに私が住んでいるバンドゥンはそろそろ雨季が終わる(本来なら終わってる?)そうですが、近年はその境がはっきりわからなくなってきているそうです、これも温暖化の影響なのでしょうか?大学で使用している教科書にも温暖化の事が書いてあり授業でやりましたので、こちらでも話題になっています。

 

四季がある国と無い国での生活

まだ1年の3分の1いただけで通年で生活したわけではありませんが、基本的に気候の変化が少ない環境で生活しています。一方、日本には春夏秋冬とわかりやすい四季があり、暑くなったり寒くなったりという環境の中でほとんどの日本人が生活しています。

この4ヶ月で感じたことは「変化がある環境は自然に考える習慣がつく(考えなければならない)」ということです。つまり日本では「そろそろ暑くなるので夏物準備しないといけない」とか「今年は一段と寒いのでセーターを買い足さないと」といったことです。夏になるのに厚手の長袖を使い続ける人はいないでしょう。これは日本人にとっては当たり前のことであり、それほど意識をしていなくても「気候の変化に合わせて考えて準備して行動している」と言えます。

そして今私が住んでいるインドネシアはどうでしょうか。1年中セーターのような暖かい服を着ないと風邪をひくといったこともなく、年中Tシャツ、短パンでOKです。そうすると今何月であるかというのは気候で時期を判断することは難しいわけです。日本で8月に今12月頃かな?なんて言う人はいないでしょう。3月に入れば「そろそろ桜の開花が気になるなー」とか、秋も終わりに近づけば「今年の冬は寒いのかなー」とか考えますよね。少なくとも気候の変化に合わせていろいろと考えることが日本での生活より少なくなっていることを実感します。

つまり、「変化が少ない生活は考える機会が少ない」と言えます。そして極端な話こちらでは「裸で生活してても寒さで死ぬこともない」ので、飢えと雨風さえしのげれば生きていけます。

実際に知人がやったことを聞いた話だと、「庭に種を捨てると勝手に芽が出て実ができるので、食べ物は何とかなちゃうんだよね」、という事も聞きました。もちろん栄養のバランスとか問題はあると思いますが、空腹自体は満たせるということです。

しかし同じ気候が変わらない環境でも氷に覆われてるような地域とは全然違います。寒さは命に関わる問題ですから同じことは言えないですし、食物は種を植えれば出るわけではありません。温暖な地域だからこそ言えることでしょう。

 

当たり前に慣れてしまうのは嫌

そしてこれは気候に関してだけではなく、日常生活のスタイルにも言えることだと思います。学校であったり仕事であったり、基本的には型にはまった生活をしている人が多いでしょう。そしてそこでは「何をすべきか、しなければならないか」というのが決まっています(与えられている)。

暇であろうが忙しかろうがとりあえずやるべきこと(準備されたもの)をこなすことが一番の目的になります。そうすると、課題をこなすことに取り組んでいるうちに1日、1週間そして1年とあっという間に時間が過ぎていきます。このように感じる人は多いのではないでしょうか?

私自身が仕事をしていたときがまさにそうでした。次から次へとやらなければならないことが自動的に与えられるという環境でした。仕事は嫌になるほど降ってくるし、プライベートの時間がほとんどありません。そうするとそれが当たり前になって考えなくなってしまいます、考える余裕すらなくなってきます。これが巷で「ゆでがえる」と言われていることでしょう。

 

生活で意識したいこと

まだ4ヶ月だけ滞在しての感想ですので、1年いれば本当はもっと違いを感じるかもしれないし、実は自分で気づいてないのかもしれません。また、仕事をしていれば全然違うことを考えている可能性もあります。しかし今のところは「何もしないとダメになりそうなので意識的に考えなければならない」というのは本当に実感してます、それ程バンドゥンが心地良い環境だとも言えるでしょう。

また、自主的に来たとはいえ日本にいた時ほどやるべきことがありません、時間はたくさんあります。何もしなければ時間を浪費するだけ、という環境です。そうしないためにも何か自分で考えなければなりません。いずれにしても環境の変化があろうが無かろうが、自分が何をすべきかを考えることを忘れず、それを実戦する生活をしていきたいものです。

その他にも日本と異なる地で生活したことで初めて、日本の四季の素晴らしさを改めて感じたことも事実です。日本は本当に素晴らしい所だと思います。生まれた場所が違うだけで、こうも環境が違うものなんだなということも強く感じています、世界は広い。

来月からまた日本に一時帰国します。そこでまた人生で当たり前だった日本の生活から離れた生活を経験し、その後また日本の生活を自分がどう感じるのか?それがとても楽しみです。

消費税も自分がいないうちに上がったし、間違いなくお金はかかることになりますね、それだけははっきりわかってることですね節約しなきゃ・・・(涙)