EPA帰国者インタビュー(看護師候補者生②)

投稿者: | 2015年9月12日

 
前回に続きまして看護師候補者として来日し、看護師試験にも合格した帰国者とお会いできましたので、内容を少々ご紹介したいと思います。
 

インタビュー内容

<仕事について>
・大学を卒業後5年程インドネシアの病院で働いていた。
・大きな病院ではなかったので、いろいろな科をまたぎ横断的に仕事をしていた。
・緊急外来、集中治療室、産婦人科等での業務も行っていた。
・勤務先の病院は、インドネシア人とフィリピン人両方を受け入れ。
・勤務先がリハビリ病棟だった事もあり日本での仕事は介護に近かった。
・入浴介助やおむつ交換、整理整頓等。
・申し送りは難しく、カルテ作成も最初は間違えて先輩に指摘された。
・帰国する頃にはできるようになった。

<試験について>
・3回目の試験で合格できたので、引き続き日本に残って働いた。
・合格できなかったら帰国するつもりで考えていた。
・ふりがながふられて読みやすくなったが、それでも意味がわからないと問題を解けない。

<日本語学習について>
・日本語をきちんと勉強した事はなかった。
・日本に行く前に4か月日本語の研修を受けた。
・日本に行ってからは2ヵ月研修を受けた後病院での勤務が始まった。
・病院から日本語学校に行くよう指示があったので、合格するまで通っていた。
・看護師試験に合格する直前の日本語能力検定でN2に合格した。

<EPA制度について>
・大学卒業後海外で働きたかったが方法がわからなかった。親戚が技能実習生として日本で働いていた経験がありいろいろと話を聞けた。
・候補者性から勉強時間の確保や研修について病院側へいろいろと要望を出し、病院側も受け入れる努力をしてくれた。
・合格できない事に対し申し訳なく恥ずかしい思いもあったが、3度目で合格する事ができた。

<その他>
・元々日本の事が好きで、多くの収入を得られる事もありEPAで日本に行く事にした。
・地元は大きな街ではないので、海外で働いた経験のある人や情報が少ない。
・日本に行く時点で既に子供がいた。
・帰国したのは家族の事が理由。
・帰国したものの日本で働きたい人は多い。ジャカルタよりも日本の方が生活しやすい。
・もし独身で日本に行っていたら、今も日本で生活していると思う。
・日本人と結婚する場合は、宗教の事が一番問題になると思う。

<今後について>
・帰国後は少しゆっくりした後に日系の医療通訳の仕事。
・日本の看護師資格を持っている人も数人いる。
・仕事は残業も多く休みも不定期。
・今の仕事は知識は活かせるが、オペレーションはどんどん忘れていく。
・今のところインドネシアの病院でまた働く予定はない。
・インドネシアの病院の給料は良くない。
・もし日本に戻るなら以前と違う場所で働いてみたい。

 

日本に戻りたい人、戻れる状況の人は多いのか?

今回は2期生の方にお会いして話をする事ができました。

既に子供がいる状況で日本行きを決め、日本で看護師試験にも合格されています。行く際もいろいろと考慮した上で決めたと思いますし、合格したにもかかわらず帰国せざるを得ない状況というのは、本人にとっても病院にとっても残念だった事でしょう。

前回の方同様、帰国後病院に戻らず日本語、日本での経験を活かせる仕事をされています。より高度でできる人の少ない仕事ですから待遇が良くなるのもうなずけますし、仕事もやりがいがあるようですからその仕事をしない理由はないと思います。

また、帰国したもののできるなら日本に改めて行きたい方は多いようですので、もっと多くの方から話を聞いてみたいと思います。また、その場合、異なる場所に住みたい、仕事をしたい人も多いのかどうか、そのあたりも多くの方の考え方を聞いていきたいと思います。