自由と選択②

投稿者: | 2013年11月19日

 

① 自由とは選択肢があり自分の意思で選べる状態であること
② 今ある結果は自分が選択をしてきた結果であり、今後の選択の結果に対して責任を持つこと
自由と選択①では上記のこと、そして自分が留学するにあたってどう考えたかを書きました。
今回は一個人ではなく一般的にはどうなのかについて書いていきたいと思います。
(あくまでも私の考えです)

 

【成長時代と衰退時代】

日本が高度経済成長をしていた時代は「終身雇用」が前提であり、
新卒で入社した会社を勤め上げるというのが多くの人の考え方でした。
会社の業務命令に従っていれば毎年決まって昇給し、ベースアップもありました。
結婚して子供ができて、マイホームをローンを組んで購入し退職金で返済完了。
このようなライフプランニングがしやすかったというのが勤め上げる理由として一番大きかったと思います。
右肩上がりの先を考えやすい状況であればこれが普通であったことも納得できます。

しかし、現在は状況が変わってしまいました。
ITが発達したことにより今まではできなかった場所で安い賃金で仕事を依頼できたり、
日本自体が少子高齢化を迎え経済が伸びていかず縮小に向かおうとしていること等々。

安い賃金の国と競争することにより従来より低価格で仕事を受注しなければならなくなり、
自国の市場が縮小していく中では今までと同じことをしていては業績は低下していくはずです。
自分たちが現状維持をしたとしても、競合がコスト削減や新技術を開発することで、
相対的に自分達の価値が低下してしまうことが考えられます。

仮に努力をしていたとしても結果が出なければ、
社内努力で経費削減、人件費抑制、リストラといったことによりコスト削減をしないと、
利益の減少を吸収できず会社の経営が成り立たなくなり倒産に至ることになってしまいます。
このように状況が変わっている以上、従来と考え方を変える必要があります。

 

【今までの「選択」とこれからの「選択」】

これを「選択」という観点から考えてみます。

述べたとおり国が成長する段階では今の会社で勤め上げることが、
計画的な人生を送りやすいため今ほど転職する人は多くありませんでした。
これは「転職しない」という「選択」をしていたようにも考えられますが、
勤め上げが基本なため転職という選択肢を考える必要がなかったとも言えるかもしれません。

一方現在は大手企業でも大リストラが行われており買収や合併、
倒産もメディア等で身近に感じられるようになったため、
今後の働き方における「選択」を考えて実行に移す労働者の割合は増えていると思います。
つまり「終身雇用」が崩壊し勤め上げたくてもそれが容易ではなく、
働き方を「選択」していかないとどんどん取り返しが難しい時代になりました。

表現を変えると、ただ日々業務を行うだけで仕事をしているだけではなく、
自社以外での収入を得られる方法を日頃から考えておく必要があるということです。
そうしないといつ迎えるかもしれない危機に対応することができません。
そうすると会社の業務を行うだけではなく、
プラスアルファの経験や能力を身につける努力をしている人と、
していない人とでは長期的には大きな差となって表れてきます。

このように状況が変わった結果、従来は「社内の人との競争」だけを考えていれば良かったのが、
現在は「社外の人との競争」も考えなければならないという状況だと考えられます。

 

【もしもの時のことを考え仕事をする】

ではこの競争に勝ち職(収入)を得るにはどうしたらいいのでしょう?
方法はいろいろとあると思いますが私の中のひとつの答えは、

○専門性を持ち、かつ、その分野においての経験を積む

シンプルに表現するとこう言えると思います。
転職では『何ができて、すぐに会社に貢献できること』が重視されます。
応募要件にその他資格や、語学力が求められていれば当然クリアしている必要がありますが、
要件ではなくてもそのスキルは他社と差別化することは可能です。
独立して事業を始める場合はさらに求められる能力は高く、具体的にやりたい事を決めなければなりません。

そうすると仕事に対するスタンスとして、
・専門性があればその経験が詰める環境で働く
・プライベートの時間以外に職場では得られないことをする(語学学習・社会貢献・資格取得等)

このような人の方が自主的に転職、独立するのはもちろん、
リストラ・倒産等で転職せざるを得なくなった場合に比較的収入を得る手段が見つかりやすいと言えると思います。

専門性が身につかない職場で、仕事が楽だと感じる環境で働いているだけですと、
その時は良いですがもしもの時に非常に厳しい状況に置かれてしまいます。
そのため今後の事も考えながら仕事をした方が将来の自分のためになるのではないでしょうか・・・。

今後一層非正規雇用と呼ばれる有期契約労働者が増えると思いますし、
その中でも人気の高い仕事は有期雇用でも就職が難しい時代になっていきます。

新卒一括採用により未経験者をまとめて研修し育てる方式で日本は採用を行ってきましたが、
研修を行う期間や費用の負担を考えるとその方法も縮小傾向になると思います。
留学生を含め外国人雇用も拡大されていくことでしょう。
そうすると今後は新卒での就職が難しい時代にもなってくると考えられます。
と、ここまではマイナスのイメージが大きいことについて書いてきました。
しかしこれからの変化によってプラスになり得ることもあると思います。

今までは「正社員」として働くことが当たり前でしたが、有期契約による多様な働き方ができるようになったり、
また、正社員であっても今までより柔軟な働き方のできる会社も増えてきています。
そのため仕事一筋でバリバリ働かなくても、必要最低限働いて稼ぐという選択肢も増えてくるかもしれません。

収入は生涯正社員で働く場合よりは当然少なくなりますが、
自分が幸せだと思える生き方ができれば私はそれも良い選択だと思います。

いずれにしてもいろいろと変化が既に起こり始めています。
今までの常識にとらわれず、「自分にとってどのような働き方が幸せなのか?」を考えながら、
状況に応じて選択していくことが必要なのではないでしょうか。