インドネシア行きを決めるまで③

投稿者: | 2013年11月6日

 

留学先と少子高齢化

「海外就職」⇒「留学」に海外で滞在する手段を変えたわけですが、
ここでまた悩みが増えました。
就職であれば英語ができる環境のある就職先の国に行けば良かったわけですが、
留学の場合はどこの国に行くかを自分で決める必要があるという問題です。

「英語が身近にある環境に身を置く」というのがそもそもの原点ですが、
語学だけをやるだけではなく「留学」+「経験を活かせるところ」に行きたい、という気持ちもありました。
集中的に語学をやるのも大事だとは思いますが、それだけではもったいないなと・・・

30代半ばで初めて海外に留学することはかなりリスクが大きいのは承知してます。
日本では転職35歳までと言われているのももちろん知っています。
一方で実力があれば年齢は関係はないという考えもあり、
年齢を気にするのは日本くらいなものでそのときは海外で仕事すればいい、と楽観的に考え気持ちを固めました。

具体的にどこの国にいくか?を考えたときに、まず思いついた国はフィリピンです。
オンライン英会話はもちろんのことフィリピン留学もかなりメジャーになっています。
英語を身につけるという観点で言うとやっぱりフィリピンだよね、と思いました。

次に自分の経験を活かせて、さらにそこで何か得られるものがありそうか?という点。
数回の転職や人事業務を通じてだと思いますが、日頃から将来のことについて考えるようになりました。
業務に関わることでは待機児童の問題や年金支給開始年齢の引き上げ等、
少子高齢化によるひずみが生じているが、十分な対応策が取れておらず問題は山積していると思います。
この「少子高齢化により生じている問題」については前々から関心を持っており、
何らかの形で携わりたいとは思っていたため海外でも何かできるのでは?と考え、たどり着いたのが「介護」です。

介護労働は3K(きつい、汚い、危険)の仕事のひとつとされ、かなりの重労働です。
仕事が大変なことに加えて賃金が安く将来設計が難しいという理由で、
若い人からの人気が低く定着率も悪いと言われています。

しかし、これからどんどん高齢者が増えていく中で誰かがやらないといけないわけです。
育児も大変ではありますが介護は始まりも終わりもいつになるかわからないという難しさがあります。
もし自分の身近な人に今すぐ介護が必要になった場合受け入れ先はあるだろうか、
介護をしながら仕事を続けられるだろうか・・と考えてしまいます。
既に両親も年齢的にいつそうなってもおかしくないですし、
私自身ヘルニアでまともに歩けず、ひとりで普通の生活できないという経験をしているからこそ、
このテーマについて関心が大きいのかもしれません。

 

EPAによる看護師・介護福祉士の受け入れ

現在日本ではEPA(経済連携協定)による看護師・介護福祉士候補者を受け入れており、
実際に試験に合格したインドネシア人、フィリピン人の方が働いています。
そして2014年からはベトナム人の受け入れも決定しています。
しかし、そもそも日本は高度人材(ホワイトカラー・専門職)以外の外国人の受け入れには消極的で、
看護師と介護福祉士は高度人材として現在位置づけされていません。

制度開始時は試験を日本人と全く同じ条件で受ける必要がありました。
現在は試験で漢字にフリガナを振り、試験時間を延長する措置等が行われ、
また、来日前の日本語教育期間を設けたりと改善が少しずつされてはいますが、
まだまだ十分なものとは言えないと思います。
送り出し国側では日本で働きたい人がいて日本も人材不足でニーズが合致しているにもかかわらず、
制度がうまく機能していないことに非常にもどかしさを感じます。

社会保障に関わる資格を持ちその分野を経験してきた者として、
何かできることがあり、また何か得られるものがあるんじゃないかと思うようになりました。
介護業界で働いた経験があるわけではなく、非常に漠然としてた考えではありましたが、
自分自身の決断を後押ししたことは間違いありません。

結果としてフィリピンかインドネシアかということになったのですが、選んだのは『インドネシア』でした。
ここまでの流れからしても英語なら当然フィリピンなわけですが何故インドネシアを選んだのか・・・

正直言ってこれという明確な理由を説明するのは難しいです。
ただ、直感的にインドネシアの方が面白そう!と思ったからなのかもしれません。
その答えを出すまでは自分なりに調べて人に会って話を聞き考えました、その上での直感です。

インドネシア行きを決めるまで④ へ続く