人間の仕事を機械が代替する時代へ…

投稿者: | 2015年10月4日

 

今後社会保険労務士として仕事をしていくに当たり、必ず影響がある内容についてのニュースを見ました。

機械ができる仕事は機械で

昔は当然機会はなかったわけですからすべての事は人間が行っていました。人間が知恵を絞った結果様々な機械が作られ、大量生産時代に機械は大活躍しています。機械無くしてここまで便利な生活はできなかったはずです。

そして今後は生産の為ではなく、もう少し複雑な分野においても人間に替わって仕事をする機械が作られています。

<AFP>
ダイムラーの自動運転トラック、アウトバーンで初の公道試験走行

一般的な機械のイメージと異なりこれは車ではありますが、今人間にしかできない仕事を機械ができるようになるというのは事実です。グーグルも自動運転車を開発していますし、車業界はこれからいろいろな変化が起きると思います。

<日本経済新聞>
街に溶け込めるか グーグル自動運転最新版、ITの聖地へ

いち個人として考えるといろいろ便利になる事で助かる事も多いでしょう。特に労働力が不足している分野に関しては機械にできる事は機械で対応する事ができれば、非常に効果的です。
 

社会保険労務士の立場で考える

私は今後社会保険労務士事務所を開業する予定です。社会保険労務士は一般的に企業と顧問契約をする事が多く、サービスのひとつに労務管理があります。

会社によって制度や運用はまちまちですから、完全に他社の事例を別の会社に当てはめる事はできませんが、業界によって傾向がありますし労務管理の難易度の高い低いはあります。特に労働時間の基本的な管理に関しては労働時間がきっちり決まっている業種は相対的に見れば難しくないでしょう。

しかし営業時間が長くシフト勤務だとか休日が不定期な業界は上記のケースに比べると管理は難しいです。そして今回のニュースのトラックを使う運送業についても同様に管理が難しい業界です。その為、厚生労働省が下記の資料を作成しています。

<厚生労働省>
トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント

商品を納入するために納入先についているけれども先着トラックの処理を待っている時間があったり、荷物を早く届けるために夜通し運転したりで時間が不規則であったりと、いわゆる一般的なオフィス勤務に比べると労働時間管理が非常に複雑です。

そんな仕事を機械がやるようになったらどうなるか…

運転はもう人間がやらなくていいわけですから、車に乗っていない時間だけ対応するようになります。もしかしたら将来的には商品の積み込みや納品も機械化される可能性だってあります。

いずれにしても人間がやらない部分に関しては、労働時間を管理する必要がありませんから管理は簡単になります。しかしこれは、今後機械化が進むことで労務管理に関する社会保険労務士としてかかわる仕事が減少する事を意味します。そして人間がやる仕事や業界に社会保険労務士が集中するかもしれません。そうすると社会保険労務士同士での競争も激しくなるでしょう。

従来長い期間活躍されてきた先生は主に「社会保険手続代行」が主な仕事でした。そして時代は変わり今ではITを使ってアウトソーサーが低単価で受託するようになったため、「労務コンサルティング」ができないと食べていけないと言われるようになりました。そしていつか、「労務コンサルティング」じゃ食べていけないよ、と言われる日が来てしまうのでしょうか。

機械化の流れは止まらないと思います。何か機械にはできない新しい仕事や産業が生み出されない限り人間の仕事は減っていくわけです。誰もが入社を憧れるような大企業であっても、今経営がうまくいっていない会社はたくさんあります。ニュースを耳にしてまさかあの会社が…と思う方もいるでしょう。本当にどの業界でもこれから何が起こってもおかしくありません。直接影響がなくても間接的に少しずつ影響してくる可能性もあります。

いずれにしてもひとつの仕事や分野に固執することなく、新しい事にも挑戦していく事が何かがあった際の保険になっていくのではないか…こんな事を改めて考えてしまうニュースでした。