介護休業給付金

投稿者: | 2013年11月13日

 

雇用保険にはいろいろと状況に応じて受けられる給付がありますが、
雇用継続給付金というものの中に「介護休業給付金」というものがあります。
これは一定の要件に該当する被保険者が介護により休業する場合に受けられる給付です。

<厚生労働省パンフレット>
介護休業給付の内容及び支給申請手続きについて

雇用継続給付には育児休業給付もありますが、
こちらに比べると介護休業給付を受給するケースはそれほど多くないと思います。
しかしこれから高齢者がさらに増えていくことを考えますと、
給付金を受けて休業する被保険者も増加していくのでは間違いありません。

ではもしこの給付を受給する場合どの程度の給付金を受け取れるでしょうか。
要件は細かく定められていますが、ここではシンプルに1ヶ月全欠勤したことを前提に考えたいと思います。

【給付金計算例】
月収(賃金月額) 300,000円

300,000円 × 6ヶ月 ÷ 180 = 10,000円(賃金日額)

支給額 = 休業開始時賃金日額 × 支給日数(30日) × 40% = 120,000円

上記の場合は収入として120,000円の給付金が支給されることがわかります。

上記式の内訳に「支給日数(30日)」とあるとおり、
1ヶ月分として支給されるのがこの金額であると考えることができます。

300,000万円毎月給料をもらっていたけれども、
仮に介護休業をして無休になった時に得られる給付金は120,000円です。
しかもこれは3ヶ月を限度に支給されることになっています。

つまりそれ以上の期間会社を休むのであれば通常下記のいずれかになると考えられます。
・会社の規定で一定期間給料が支給される(就業規則等をご確認ください)
・有給休暇の残りを取得する
・無給

今回の例では上記額になりますが金額に上限が決められており、
『「賃金月額」が426、900円を超える場合は、「賃金月額」は426、900円」となります
(これに伴い、1支給期間あたりの介護休業給付金の上限額は170、760円となります)』とあります。
つまり、どんなに稼いでいようとも1ヶ月あたり最大で給付金額は170、760円となってしまうということです。
(なお、この金額は毎年8月1日に変更される場合があります)

介護はいつ必要になるかわかりません。しかし誰にでもその時が訪れる可能性はあります。
短期間で復職できればいいですが、
場合によっては長期的な休業、あるいは退職という選択をしなければないこともありえます。
そうすると再就職についてまで考える必要が出てくるかもしれません。

まずは給付がどのようなときにもらえるのかを把握し、
もらえる場合ともらえない場合にどう対応するのかについて事前に考えて準備しておくことで、
いざという時に落ち着いた対応ができ余計な心配事を増やさないようにすることができるのではないでしょうか。