上昇している健康保険料率と介護保険料率

投稿者: | 2013年11月11日

 

前回は厚生年金保険料率が平成29年までは毎年増加することが決まっていて、
どの程度保険料が上がるかについて試算してみました。

では健康保険料の方はどうでしょうか?
健康保険料率は健康保険組合に加入している会社はその健保の料率、
それ以外は協会けんぽの料率に基づき決定されています。
なお、協会けんぽの場合は都道府県によって保険料率が異なります。
ここでは協会けんぽ(東京)の保険料を見ていきたいと思います。
協会けんぽは平成20年10月1日に設立されていて、その後の保険料率は下記の通りとなっています。

実施時期 保険料率 折半
平成21年3月~ 81.8 40.90
平成22年3月~ 93.2 46.60
平成23年3月~ 94.8 47.40
平成24年3月~ 99.7 49.85
平成25年3月~ 99.7 49.85

平成24年と平成25年は料率に変更がないものの、上昇傾向であることが分かります。

そこで前回と同様の設定で平成21年と平成25年では、どの程度保険料額に違いがあるかというと・・・

給料 月額:300,000円(実際は標準報酬月額というものが使われます)

【平成21年3月】  300,000円 × 40.90 / 1000 = 12、270円
【平成25年3月】  300,000円 × 49.85 / 1000 = 14,955円

月額差分 = 14,955 – 12、270 = 2,685円

健康保険年間保険料増加分 2,685 × 12 = 32,220円

上記結果となります。

 

なお、40歳~64歳の方は「介護保険第2号被保険者」として、介護保険料を合わせて徴収されることになっています。
健康保険料率と介護保険料率を合算した料率は下記のとおりで、介護保険料率も上昇傾向にあります。

実施時期 保険料率 折半
平成21年3月~ 93.7 46.85
平成22年3月~ 108.2 54.10
平成23年3月~ 109.9 54.95
平成24年3月~ 115.2 57.60
平成25年3月~ 115.2 57.60

こちらも同様に計算してみると、

給料 月額:300,000円(実際は標準報酬月額というものが使われます)

【平成21年3月】  300,000円 × 46.85 / 1000 = 14,055円
【平成25年3月】  300,000円 × 57.60 / 1000 =17,280円

月額差分 = 17,280 – 14,055 = 3,225円

健康保険・介護保険年間保険料増加分 3,225× 12 = 38,700円

上記結果となります。

厚生年金保険料の増額分と合わせると、
同じ給料をもらっていても年々手取りがいかに減っているかというのがわかります。

高齢者の負担割合を増加させたり、加入要件を変更して被保険者を増やしたとしても、
少子高齢化が進む限り上昇傾向はなかなか止まらないと考えられます。