厚生年金保険料率UP

投稿者: | 2013年11月10日

 

 

会社勤めの方は厚生年金加入されているのが通常ですが、
毎年少しずつ保険料率がUPしているのはご存知でしょうか?

平成16年9月~平成29年9月にかけて毎年保険料率が上がっています。
一般的には毎月天引きされている保険料は、
前月分のものになるので10月給与の厚生年金保険料天引き分があがる会社が多いと思います。
(保険料は事業主(会社)と本人が折半して保険料を納めることになります)

具体的には下記のように保険料率が上がっています。

実施時期 保険料率 折半
平成16年9月~ 139.34 69.67
平成17年9月~ 142.88 71.44
平成18年9月~ 146.42 73.21
平成19年9月~ 149.96  74.98
平成20年9月~ 153.50 76.75 
平成21年9月~ 157.04  78.52
平成22年9月~ 160.58 80.29 
平成23年9月~ 164.12 82.06 
平成24年9月~ 167.66  83.83
平成25年9月~ 171.20  85.60
平成26年9月~ 174.74  87.37
平成27年9月~ 178.28 89.14 
平成28年9月~ 181.82 90.91 
平成29年9月~ 183.00 91.50 

 

毎月天引きされる保険料はざっくり言うと給料をベースに決まりますが、
この保険料が上がり始めた平成16年9月と、
料率UPの上限となる平成29年9月ではどの程度保険料が上がるのか試算してみたいと思います。

給料 月額:300,000円(実際は標準報酬月額というものが使われます)

【平成16年9月】  300,000円 × 69.67 / 1000 = 20,901円
【平成29年9月】  300,000円 × 91.50 / 1000 = 27,450円

月額差分 = 27,450 – 20,901 = 6,549円

年間保険料増加分 6,549 × 12 = 78,588円

上記結果となります。
つまり、仮に同じ300,000円の給料をもらっていたとしても、
年間で78,588円保険料が増加している分手取り額が少なくなる
ということです。
もちろん将来的には年金支給額に反映されることにはなりますが、
それも微々たるものですし今後法律が変わることで支給額が今の制度と変わることが考えられます。

これはあくまでも現状決定している内容でのことなので、
今後少子高齢化が加速することでさらなる負担UPや支給開始年齢の引き上げも十分考えられます。

毎年の上がり幅はそれほど大きくはないものの、
これだけの期間上がり続けていることを意識することはあまりないと思いますが、
今後増税も控えている中で、まだ保険料が増加して可処分所得が減ることも覚えておいて損はないかと思います。